•  コープ自然派ピュア大阪は毎年、組合員の皆さんが「農」を体験できる場として「コープ自然派あぐり」の活動を続けています。年に数回行われる、合同の作付け、草刈、収穫などに参加したり、それ以外の日でも自由に作業をしていただけます。作物の成長を通して、自然から多くのことを学び、食べ物や作る人への感謝の気持ちもうまれます。

  • ◆「自然派あぐり」でどんなことをするの?

     

  •  「自然派あぐり」では、講師やアドバイザーの指導のもとに、区画内で作物を育てます。6月頃(田植えの時期)から10月頃(稲刈りの時期)までは「たんぼ」としてお米を。そして、土を耕し11月から翌年5月までの間は「はたけ」にして冬野菜・春野菜をつくり、一年中活用しています。
     もちろん、農薬や化学肥料は使用せず、安心して食べられる野菜やお米をつくります。期間中は実際の農体験だけでなく、講義や田んぼのいきもの調査などで学ぶこともできます。収穫祭ではサバイバルクッキングや豚汁の炊き出しを企画し、青空の下とても楽しい時間を過ごしました。
     毎回、10家族程を募集し、「たんぼ」の場合は合同で田植えや草抜きを行い、収穫時とれたお米が配給されます。「はたけ」の場合は1区画(幅1.2m×10m)で使用していただき、ご自分の区画で育てられた野菜はいつでも収穫し、お持ち帰りいただけます。

  • <「はたけ」として使用する際のご注意
    ※クワ、移植ごて、手持ち草かきなどの農具はご本人でご用意・管理をお願いします。
    ※作業時には防寒具・軍手・長靴、他に雨具(合羽が便利)やカイロなどがあると安心です。
    ※畑には、手入れ等いつでもご自由に出入りし作業していただけます。
    ※万が一、事故やお怪我などが発生した場合の責任は自己責任となりますが、講座参加中に損害を受けた場合は、生協が加入している行事保険の範囲内で対応いたします。
    ※トイレがありませんので、携帯用トイレをご用意ください。

     

  • ◆「自然派あぐり」の地図

     

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    ◆「コープ自然派あぐり」へのアクセス
     ・阪急茨木市駅から車で約10分
     ・阪急バス停留所…「三島江」
     ・市営バス停留所…「玉川口」「西面口」

     

  • ◆「生きもの調査」はどんなことを調べるの?

     

  • 1.基礎調査・生息環境調査
    酸度(pH)、電気伝導度(EC)、溶存酸素量(DO)、酸化還元電位(ORP)など測定機器で調べます。田んぼに生きものが増えると、土と水の性質が変化します。

    ●酸度(pH)…田んぼの水が酸性かアルカリ性かを調べます。
    ●電気伝導度(EC)…有機栽培であれば通常の0.2mS/cm以下の値になります。
    ●溶存酸素量(DO)…値が高ければ、藻やケイ藻などの原生生物の活性が高くなり酸素が田んぼから放出されています。

    2.土のなかの生きもの調査
    田んぼの土を耕して雑草を防いでくれるイトミミズやユスリカなどの面積あたりの匹数を調べます。

    イトミミズやユスリカは土中の有機物を分解して、稲が栄養分を吸収しやすい状態にします。⇒イトミミズ・ユスリカ調査

    3.カエル・クモなどの調査
    稲の害虫を食べてくれるカエルやクモの数を調べます。カエルやクモが増えるとその田んぼでは農薬を使わなくても済みます。

    4.周辺環境調査
    田んぼは条件が整えば、ドジョウ、ナマズ、メダカ、タモロコなどの産卵場所、稚魚の成育場所になります。
    田んぼ周辺の水路の魚類などを調べることで、田んぼと周辺環境のつながりを知ることができます。

     

  •  生きもの調査を行うことで、農薬や化学肥料に頼らないお米づくりを生産者・組合員が一緒になって確認することができます。
     また、生きものが増えると田んぼの生態系が豊かになり、安全な米づくりを行うための条件が整います。小さな生きものも、水・土・空気を支えるうえでなくてはならない存在であることが見えてくるでしょう。
     コープ自然派は豊かな自然環境を取りもどすために、さらにこの活動を広げていきます。

  • コープ自然派は「田んぼの生きもの調査」を実施する田んぼで作られた安全なお米を供給しています。 
     ・兵庫県豊岡市の「コウノトリ育むお米」
     ・高知県土佐町の「源流米」
     ・山形県庄内地方の「庄内米」
     ・滋賀県湖北地方の「環境こだわりゆりかご米」
     ・奈良県天理市の「大和ひみこ米」       など

  • ◆イトミミズ・ユスリカ調査

  • 有機物を分解して、稲が吸える栄養にしてくれている土中の生きものの数を調べる調査で、イトミミズやユスリカの幼虫は生きている土の豊かさを示す指標といえます。さかんに増えるイトミミズが雑草をおさえます。

    【イトミミズの働き】
    ・泥ごと栄養分を食べて、稲が栄養分を吸収しやすい形に分解し、フンとして放出します。
    ・フンが堆積した土は雑草が生えにくくなります。

  • <調査方法>
    土壌サンプルを2ヶ所、採取して、それぞれをネットに入れて、流水で泥を洗い流し、残留した砂やワラくずをパットに移して、きれいな水で延べて広げ、出現したイトミミズとユスリカの数を数えます。
    【直径20㎝のボールで深さ10㎝までの土を採取(面積は0.0314㎡)】

  • <2011.7.2>