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    本当に体にいい卵をめざして
    徳島の「たむらのタマゴ」田村智照(もとのぶ)さんは若い頃に体調を崩し、医者から消化吸収のよいたんぱく質に富むタマゴを毎日1個食べることを勧められました。しかし、輸入飼料や肉骨粉が混ざったえさを食べている鶏の卵が本当に体にいいか疑問に。それがえさにこだわり、体にいい卵をつくるきっかけになりました。

     

    薬を与えず健康に育てる
    田村さんは「健康な鶏から健康な卵」と考え、薬を使わずに鶏を育てています。一般的な養鶏では、抗菌剤や殺虫剤を大量に散布し、雑菌などをなくしますが、田村さんは薬に頼らず、風通しの良い開放鶏舎で鶏を健康に育て、鶏自身に抵抗力を持たせることで病気の予防に努めています。
    健康に育てる第一の秘訣は、えさです。腸内細菌が活性化されるEM 菌の発酵飼料や、コープ自然派でおなじみ「かめびし醤油」の絞りかす、竹炭、竹酢、竹パウダーなどを少しずつ配合。これらは鶏を健康にするとともに、卵がよりおいしくなりサルモネラ菌の防止にもつながります。

     

     

     

     

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    お米で地域貢献 地域自給の「飼料米」
    えさの一種に輸入のNON-GMO( 非遺伝子組み換え)PHF(収穫後農薬不使用)トウモロコシを使っていますが、この収穫量は近年急速に減っています。食料自給率を上げるためにも飼料米の取り組みは必要不可欠です。田村さんは、えさの6 割を占めるとうもろこしを100%飼料米に替えた「飼料米100%」の卵と、飼料米28%給餌、8%給餌の卵を生産しています。飼料米を食べて育った鶏の卵はとてもおいしく、やさしい卵になりました。

    飼料米づくりには、田村さんの鶏舎から出る鶏糞堆肥が活用されています。鶏に籾米のまま与えると筋胃(砂肝)がよく発達することもあり、「地域の遊休水田や休耕田に飼料米を作りたい」と息子の桂樹さんは意気込んでいます。