洗っても落ちない
ネオニコチノイド系農薬にNO！

洗っても落ちない「浸透性」と長期に残留する「残効性」に加え、「神経毒性」が強いことが分かり、生態系や人間への脅威となっているネオニコチノイド系農薬（以下ネオニコ）。
世界ではネオニコ使用禁止の動きが進んでいますが、日本では残留基準値の緩和等、世界の動きに逆行しています。

コープ自然派では2010年よりネオニコ排除を掲げ、商品案内（カタログ）には2017年より農産物のネオニコ使用状況を表示。
現在は、青果・茶葉を原料とした加工品（ジャム・ゼリー・ジュース・茶）も表示対象としています。

市販の加工品には、「安く」「簡単に」「おいしそうに」作り、「日持ちを良くする」ために、何種類もの食品添加物が使われていることがあります。食品添加物は、一つひとつの安全性が検証されていたとしても、複数組み合わせて使用する際の安全性の保証はほとんどされていません。

コープ自然派では「疑わしきは使用せず」の予防原則のもと、食品添加物をできる限り排除した商品づくり、商品選定を行っています。

わたしたちの利用が
NON-GMOを守る！

遺伝子組み換え（GM）作物は、自然界への影響や大量の農薬の使用、一部の多国籍企業による種子の独占等が問題視されているものの、日本のGMの表示義務はゆるいため、油や加工品、家畜のえさなど、私たちが気づかないところにも多く使われています。

コープ自然派ではGM作物を排除していくことを原則に、一般に表示義務のない商品であっても商品案内（カタログ）には、GMの使用状況を記載しています。

コープ自然派のプライベートブランド自然派Styleは、「国産原材料にこだわる」「食品添加物に頼らない」「組合員の暮らしに寄り添う」が商品開発のコンセプト。
さらに、「もっとこだわり、もっとおいしく」をキーワードに、「自然派Style国産オーガニック」基準の商品の充実もめざしています。

WHO（世界保健機関）の外部組織である国際がん研究機関が「発がんのおそれあり」と評価したことを機に世界では規制や禁止の動きが活発になっている除草剤成分「グリホサート」。
日本のグリホサートの規制は世界の動きと逆行しており、輸入小麦を使った食パンや大豆製品等、身近な食品への残留も明らかになっています。コープ自然派では遺伝子組み換え作物^※の使用状況やグリホサートの使用状況（豆腐・納豆に限る）を商品案内（カタログ）に記載するとともに、国産オーガニックの商品開発と残留農薬検査を強化しています。

※遺伝子組み換え作物の約80％は除草剤耐性（除草剤をまいても枯れない）のものといわれている

どんな商品がほしい？ 
どんなこだわりを大切にしたい？
連合商品委員会を中心に組合員さんが商品開発やリニューアルに参加しています。
一人ひとりのくらしの中から寄せられる声を大切に、組合員と生産者、コープ自然派がいっしょに考えるから、おいしくて安心の商品が生まれます。

加工品にもオーガニック原料を積極的に使うことで日本のオーガニックの裾野を広げたい！
コープ自然派の商品案内（カタログ）には、「有機ＪＡＳ認証」だけではなく、オーガニック（有機）原料を50％以上使用した商品にも独自マークを表示しています。

コープ自然派は「内部被ばくにおいてはしきい値^※1はない」という考えのもと、徹底した放射能検査を行い、その検査結果をすべて公開しています。
コープ自然派の出荷基準は「不検出」が原則。
検出が確認された場合は、直ちに供給をストップ^※2します。

※1 ある値以上で影響が現れ、それ以下では影響が現れないとするもの。

※2 原木しいたけなど原因が確認されている一部の商品はお知らせの上で、供給を行うことがあります。

ゲノム編集食品はいらない！
タネと食を守るために

ゲノム編集は、遺伝子の特定の部分を切断・破壊したり、別の遺伝子と置き換えたりする技術で、日本でも研究が進んでいます。
しかし、その安全性や環境への影響はまだ不透明な部分が多いのが現状で、ゲノム編集食品は事業者の届け出は任意、また表示義務もないため、私たちには選択できる権利もありません。
コープ自然派は、ゲノム編集食品に反対する「OKシードプロジェクト^※」と連携し、ゲノム編集でない種子や農作物、加工品に「OKシードマーク」を表示する取組をすすめています。

※農家や市民の力で立ち上げた、ゲノム編集食品に反対する非営利ネットワーク